ライブおもしろかったよ!

ライブおもしろかったよ!

とか

楽しかった!

なーんて感想をよくいただきます、いやホントありがたいですね。汗だくになってとびはねただけのかいがあるってなもんです。あ、あとよく言ってもらえるのが、

なんか、すごいですね!

みたいな感じです、いやぁ嬉しい限りですね。

もちろんそんなことで調子に乗ったり、いい気になったりはしませんよ。

いい曲ですねぇ、とか、歌うまいですねぇ、とはなかなか言ってもらえないからね、残念なことに。ギターがいいですね、カホンがいいですね、なんてことはほとんど言われないですもん。

ただまぁ言えるのは、人が誉めてるときってのもなんだかんだでつきあいがあって相手のことを気を使って言ってることもあって、額面通りにも受け取れないんだけどね。特にオレがよく使う手法(笑)だと、

演奏うまいねぇ(ライブはつまらんけど)

歌うまいねぇ(曲はつまらんけど)

いい曲だねぇ(歌ヘタだけど)

ギターの音がいいねぇ(リフはかっこよくないけど)

おもしろいライブだったよ(まぁ2回はいらんけど)

雰囲気があるよね(雰囲気だけね)

勢いがあるね(ちゃんと練習しなよ)

といった具合ですね。なのでちょっと誉められたぐらいでは簡単に喜べないので、そこは二度三度と足を運んでくれるようになる方が増えることでしか真実はわからないですよね。

最近とくに石川橋万太郎がおもしろライブを展開してるように思われてる向きもありますが…おもしろさは絶対的に狙ってますよ、ただしおもしろくはあるけど楽曲や歌詞は結構練りに練って作ってるんすよ。ちゃんと心の琴線に触れられる何かを求めてパフォーマンスすることを目指してます。まぁそうやって言うといやらしいけどね、もちろん基本は自分のために自分のことを歌ってるだけなんで、それ聴いて楽しめる人がいたら「アナタは幸せだね」って言ってあげたいだけね、ふふ。

でもやっぱり人前で演奏する限りは、自分だけが楽しいようなステージはしたくないよね、そういう人はいっぱいいるし、それにも増して観客に共感を求めてばっかりの人もたくさんいるし、まぁどっちもオレはないわ、うまく言えないけど。

ヘタでもいいよ、楽しけりゃ、みたいな態度はまったく受け入れられないし、練習したってうまくならんわ、ってのもイヤだし、まぁやれるだけでいいわ、楽しいし、みたいなのも勘弁だね。ちゃんと練習して熟考して、ステージではすべてを振り切って歌いきりたいな、とそう思い直す昨今でございますよ。

同じ年代のミュージシャン(気取り)の人らからすると、よくやってんな、って思われるかもしれんけど、自分なりにやれることをやりきりたいだけなんでね、ま、それはそれでオレの自己満足だけどさ。